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体力をつける方法│体力が落ちて起こることや運動に取り組むときのポイント

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体力が低下すると、日常生活の中で疲れやすさを感じたり、集中力が続かなくなったりすることがあります。加齢や運動不足など原因はさまざまですが、体力の減少を改善するためには、日頃から筋肉量を意識した体力作りが大切です。この記事では、体力低下によって起こる弊害を解説しながら、体力アップに役立つ運動習慣やエクササイズのコツ、適度な負荷をかけたトレーニング方法などをご紹介します。疲労回復のためにも、体力に合わせて運動強度を工夫しながら、トレーニングの習慣化を目指しましょう。

体力とは?

体力とは、日常生活を送るために必要な基礎的な身体能力の一つです。大きく分けて「行動体力」と「防衛体力」の2つの種類があります。防衛体力は、病気やストレスに対する抵抗力を指し、免疫力の維持や自律神経の安定に関連しています。特に加齢や運動不足によりこの防衛体力が低下すると、健康維持が難しくなることがあるとされているため注意が必要です。

一方で、行動体力は、体を動かして行動するための基本的な身体能力を指し、「健康関連体力」として分類されます。健康関連体力は、日常生活の活動を支えるために重要で、心肺持久力、筋力・筋持久力、柔軟性、そして身体組成の4つの要素で構成されています。これらは、健康的な生活を送るために不可欠な要素です。

このような体力を養うことで、疲れにくい体を作ることができます。体力を維持・向上させるためには、適度な運動や栄養バランスのとれた食生活を習慣化し、心身を鍛えることが重要です。

体力が落ちると起きること

日常生活で疲れやすさや体力の低下を感じる場合、それは行動体力や防衛体力の低下が原因かもしれません。ここでは、体力が落ちることで起きると考えられることについて解説します。

行動体力が落ちると起きること

行動体力が低下すると、持久力や敏捷性、瞬発力が失われ、日常の動作でも疲れやすくなってしまいます。体力低下を感じることが多くなり、活動的な生活を維持することが難しくなるでしょう。以下は行動体力を構成する4つの重要な要素です。

*行動体力を構成する4つの要素

・心肺持久力

心肺持久力は、スタミナや粘り強さのことを指し、全身持久力とも呼ばれます。持久力が高いほど酸素摂取量が増え、長時間の活動に耐えやすく、生活習慣病のリスクも低くなるといわれています。

・筋力・筋持久力

筋力は、重いものを持ち上げる力や日常の動作に必要な力です。筋持久力は、その力を長く持続する能力を指します。これが低下すると、階段の上り下りや重い荷物を運ぶことなどが難しくなり、運動能力全般が低下します。

・柔軟性

柔軟性は、関節や筋肉の可動範囲を示します。これが失われると、けがのリスクが増し、つま先を触る、背筋を伸ばすといった日常動作が困難になります。また、姿勢の悪化や痛みも引き起こしやすくなるため注意しましょう。

・身体組成

身体組成は、体内の脂肪量や筋肉量のバランスを指します。筋肉量が減少し、脂肪量が増えると、基礎代謝の低下やエネルギー消費の減少を招くおそれがあります。体重が増えやすくなり、ダイエットや健康管理が難しくなることが予想されるため注意が必要です。

行動体力が低下すると、運動への意欲や活力の低下を招きます。日常生活に支障をきたすようになるため、体力を落とさない努力が必要です。

防衛体力が落ちると起きること

防衛体力の低下は、体内の免疫機能や抵抗力の低下を招きます。免疫力が弱まると、外部からのウイルスやストレスに対抗する力が失われ、感染症や慢性疲労症候群などのリスクが高まるため注意が必要です。特に栄養不足や睡眠不足、疲労の蓄積などにより、身体の防衛力がさらに低下しやすくなります。

また、免疫力が低下すると風邪を引きやすくなり、長期間疲労が続くことがあります。栄養素の不足や睡眠の質の低下は免疫力に大きく影響するため、体力全体を弱める原因となるため注意しましょう。

行動体力と防衛体力のバランスが重要

行動体力と防衛体力の両方がバランスよく整っていることが、健康的な状態を維持する鍵です。運動能力を高めるとともに、免疫力を強化し、生活習慣全体を見直すことで、より健康的な生活をキープできるでしょう。

体力をつける方法

運動には有酸素運動と無酸素運動の2種類があり、体力をつけるためにはこの2つをバランスよく取り入れることが重要です。どちらも異なる効果をもたらし、総合的な体力アップに役立ちます。日常生活に無理なく取り入れられる方法を探して、自分に合った運動習慣を作りましょう。

有酸素運動

有酸素運動は、酸素を多く取り入れながら体を動かし、心肺機能を高める効果があります。また、持久力の向上や脂肪燃焼効果も期待できます。ランニング、ウォーキング、ジョギング、自転車などが代表的な有酸素運動です。

有酸素運動は体内の酸素摂取量を増やし、効率よくエネルギーを燃焼させるため、ダイエットにも効果的です。特にお腹や太ももなどの脂肪を落とすのに有効で、長時間続けることで持久力の強化にもつながります。週に数回、適度な強度で行うと効果が期待できます。

筋力トレーニング

筋力トレーニングは、筋力や筋持久力を高め、基礎代謝の向上や体幹の強化に効果的です。筋力アップを目指すトレーニング方法には、自重トレーニング、フリーウエイト、マシントレーニングなどがあげられます。自宅での自重トレーニングは効率的に体力がつけられ、手軽にできるため初心者向けでおすすめです。

スクワットは太ももやふくらはぎ、背筋を鍛えるのに適したエクササイズです。スクワットを正しいフォームで行うことで、代謝がアップし、エネルギー消費が増えます。肩幅に足を開き、つま先と膝が一直線になるようにして、かかとに重心を置いて行うと良いでしょう。腰に力を入れずに、前かがみにならないよう姿勢を保ち、呼吸を止めないことがコツです。

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ストレッチ

柔軟性を高め、体をリラックスさせる効果があるストレッチは、体力作りに欠かせません。時間帯や場所を選ばず、自宅で手軽に行えるため、日常生活に取り入れやすい運動の一つです。特に運動前後や寝る前に取り入れると、リラックス効果も期待できておすすめです。ストレッチは、動的ストレッチと静的ストレッチの2種類に分けられます。

動的ストレッチ

動的ストレッチとは、リズミカルに体を動かしながら筋肉を伸ばす運動です。準備体操やラジオ体操が代表的で、運動前や朝の起床後に行うと、体が温まり、けがの予防にもつながります。

静的ストレッチ

静的ストレッチは、ゆっくりと筋肉を伸ばすことでリラックス効果を得られるストレッチです。寝る前や運動後など、体をクールダウンさせたいときに行うと、疲労回復や睡眠の質向上に役立ちます。

体力をつけたいときのポイント

体力をつけるためには、単に運動をするだけでなく、生活習慣全体を見直すことが必要です。ここでは、体力向上を目指す際に押さえておきたいポイントを紹介します。

運動は継続して行う

体力をつける上でもっとも重要といえるのが、運動を継続して行うことです。毎日少しずつでも運動を取り入れ、身体活動量を増やすことで、体力が自然と向上します。

ジョギングやウォーキングなど、初心者でも取り組みやすい有酸素運動を生活の中に取り入れると良いでしょう。階段の上り下りや片足スクワットなど、自宅でできる簡単な筋トレを日々行うことで、体幹や下半身を強化し、体力をキープできます。忙しいときでも短時間でできるエクササイズを行いましょう。

運動だけではなく生活習慣も見直す

体力をつけるには、運動だけでなく、生活習慣の改善も欠かせません。特に防衛体力を高めるためには、栄養や睡眠を見直すことが必要です。

栄養バランスがとれた食事を摂る

栄養が偏ると、体は必要なエネルギーや栄養素を十分に得られず、防衛体力が低下しやすくなります。健康を維持するためには、たんぱく質、脂質、炭水化物をバランスよく摂取するPFCバランスが重要です。

PFCバランスとは、食事における三大栄養素である「たんぱく質(Protein)」、「脂質(Fat)」、「炭水化物(Carbohydrate)」の摂取量を適切に管理することです。厚生労働省によれば、1日の摂取エネルギーに対するPFCバランスの目安は、たんぱく質15-20%、脂質20-30%、炭水化物50-65%となっています。このバランスを守ることで、効率よくエネルギーを得られるでしょう。

良質な睡眠をとる

睡眠は、脳と体の疲労を取り除くのに不可欠な時間です。睡眠中、体内ではホルモンの分泌が促進され、筋肉の修復や免疫力の向上につながります。交感神経が休まり、体がリラックスすることで、メンタルヘルスの向上にも役立ちます。毎日十分な睡眠をとることで、体力がしっかりと養われるでしょう。

効率的に体力をつける方法を日常生活に取り入れよう

体力をつけるには、運動と生活習慣の見直しを行うことが重要です。有酸素運動や筋力トレーニングを継続的に取り入れ、栄養バランスのとれた食事や質の良い睡眠を心掛けることで、体力は徐々に向上していきます。自宅でも簡単に行えるエクササイズや生活習慣の改善を実践することで、無理なく体力を養えます。

しっかりとした体力作りを目指すなら、パーソナルジムのサポートを受けることも効果的です。24/7ワークアウトでは、体質や生活スタイルに合わせた、完全オーダーメイドの食事プランやトレーニングメニューを提供しています。パーソナルトレーナーの指導のもと、自分に合ったペースで体力をつけながら、目標に向かってトレーニングを続けられるため、体力に自信のない方でも安心です。気になる方は、ぜひ無料カウンセリングをご利用ください。

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