筋トレというと、身体を鍛える・筋肉をつけるというイメージが定着していますが、実は「メンタル」にもうれしい影響をもたらすことがわかっています。
そこで今回は、筋トレがメンタルに与える5つの影響についてご紹介します。あわせて、筋トレが身体にもたらす3つのメリット、筋トレを継続するコツについても解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
筋肉の強化だけじゃない!筋トレがメンタルに与える5つの影響
筋トレがメンタルに与える影響には、主に以下の5つがあります。
自分に自信を持てる
第一に「自分に自信を持てる」という点が挙げられます。筋トレをすると筋肉が強化されるので、みるみるうちに理想の身体へと変貌を遂げ、それがきっかけとなり自信を持てるようになるのでおすすめ。 自信がつけば、これまで臆病になっていたことにも積極的にチャレンジできるようになり、その前向きな姿は異性に好意を抱いてもらうきっかけにもなります。
何事にもやる気が出る
筋トレを行うと「何事にもやる気が出る」ようになります。なぜなら、筋トレにはテストステロンの分泌量を増やす効果があるためです。※1 男性ホルモンの一種であるテストステロンは、やる気・意欲の推移に深く関係しており、その量が増えるとやる気に満ちあふれるようになります。※2 そのため、今「何事にもモチベーションが上がらない」などとお悩みなら、筋トレに取り組むとメンタル強化につながるかもしれません。
幸せを感じられる
筋トレに取り組むとセロトニン(別名:幸せホルモン)が分泌されるため、「幸せを感じられる」ようになります。感情をうまくコントロールできるようになるので、ストレスを感じづらくなり、精神的に落ち着いた状態をキープしやすくなるのです。※3 なお、セロトニンは「リズム運動(一定のリズムを重視して行う運動)」の際に多く分泌されるといわれています。※4 そのため、筋トレのほかジョギングやウォーキング、ダンスも効果的です。※3
ストレスを発散できる
「ストレスを発散できる」という点も、筋トレがメンタルに与える影響のひとつです。筋トレに取り組むことでほどよい疲労感と心からの達成感を得られ、これが結果としてストレスの発散につながります。また、何か自分が夢中になれることがあれば、その時間を経て嫌な経験・思い出を忘れられることも。これは筋トレも同様で、夢中になって取り組むことでストレスから解放されます。
深い睡眠を取れる
筋トレを行うと「深い睡眠を取れるようになる」ようになります。その理由は2つあり、ひとつは上述したセロトニンに「睡眠の質をよくする効果」があること、もうひとつは就寝前の運動量が多いとノンレム睡眠(深い眠り)が長くことです。※5※6 十分に睡眠を取ることは健やかな心身をキープする上で欠かせないため、筋トレによるこの影響はメンタルによい効果をもたらすといえます。
筋肉の強化だけじゃない!筋トレがメンタルに与える5つの影響 まとめ
- 筋トレに取り組むと理想の身体へと変貌を遂げるため、自分に自信を持てるようになる
- 筋トレにはテストステロンの分泌量を増やす効果があるため、やる気が出るようになる
- 筋トレにはセロトニンを分泌する効果があるため、幸せを感じられるようになる
- 筋トレを行うと疲労感や達成感を得られるため、ストレス発散ができる
- 筋トレを行うと睡眠をよくするセロトニンが分泌され、かつノンレム睡眠も長くなるため、深い睡眠を取れるようになる
ほかにもうれしい影響が!筋トレをする3つのメリット
筋トレによる影響はメンタルだけでなく、もちろん身体にも及びます。また、生活に変化が現れることも。そこで以下にて、筋トレの主なメリットを3つご紹介します。
基礎代謝を高められる
筋トレによる身体への影響には、まず「基礎代謝の向上」が挙げられます。筋トレをすると筋肉の断面積が大きくなるため、それに伴って基礎代謝が高まります。※7※8 基礎代謝が向上すると消費カロリー量が増加し、結果としてダイエットとなり、太りにくく痩せやすい身体になるのです。※9 また、筋肉1kgあたりの消費カロリーは約13kcalといわれているため、筋肉が大きくなると「摂取カロリー<消費カロリー」を実現しやすくなり、効率的に理想の身体を目指せます。※8
こり・むくみ・冷えを改善できる
「こり・むくみ・冷えを改善できる」ことも、筋トレがもたらす身体への影響のひとつです。 そもそも、身体のこり・むくみ・冷えの原因は「血行不良」といわれています。こりは、血行不良に伴う栄養不足によって体内に老廃物が溜まることで引き起こされます。※10 むくみ・冷えについては、血行不良によって血液を心臓まで送り戻せなくなり、全身の血の巡りが悪くなることで症状が現れるのです。※11※12 筋トレを行って筋肉を刺激すれば、血行が促進されて体温が高くなるため、結果としてこり・むくみ・冷えの改善が期待できます。※13
栄養バランスのよい食事を摂れるようになる
筋トレによる生活への影響には、「栄養バランスのよい食事を摂れるようになる」という点が挙げられます。なぜなら、筋トレを始めるとその効果を意識するため、普段以上に食事にも気を使うようになるためです。 具体的には、タンパク質や炭水化物など、筋肉づくりに効果のある栄養素を積極的に摂るようになったり、反対に脂質の含有量が多い食品を避けるようになったりします。栄養バランスによりこだわって食事を摂るようになるので、身体の健康面にもうれしい影響が期待できます。
身体もメンタルも鍛える!筋トレを継続する5つのコツ
上述したうれしい影響・メリットを得るには、筋トレを継続して行うことが欠かせません。では、モチベーションを下げることなく筋トレを続けるには、どうすればよいのでしょうか? 以下で、筋トレを継続するコツを5つご紹介します。
【外的環境】誰かと一緒にトレーニングをする
筋トレを継続して行うには「誰かと一緒にトレーニングをする」のがおすすめです。ひとりだとつい筋トレしないでよい理由を探してしまい、サボりやすくなります。その点、ともに筋トレする仲間がいれば切磋琢磨できるため、サボりづらくなり、かつモチベーションも高めやすくなります。
【外的環境】ご褒美を用意する
筋トレを長く続けるには「ご褒美を用意する」ことも大切です。「この日は甘いものをひとつ食べてOK」「このタイミングで筋トレの休息日を設ける」などと定期的にご褒美を用意することで、筋トレに楽しく取り組めるようになり、挫折する可能性がグッと低くなります。
【内的環境】マイペースに取り組む
「マイペースに取り組む」ことも、筋トレを継続するコツのひとつ。あまりにもストイックに筋トレを行うと精神的ストレスが溜まり、継続が困難になる可能性があります。その点、自分のペースでリラックスして取り組めば、いつまでも楽しく筋トレと向き合うことができます。
【トレーニング環境】目標を設定する
継続的に筋トレを行うコツには、「目標を設定する」ことも挙げられます。筋トレを通してどういう身体になりたいか、しっかりと目標を設定することで筋トレの効果(目標に対する達成状況)がわかりやすくなり、高いモチベーションを維持したまま続けていき効果的できます。
【トレーニング環境】パーソナルトレーニングジムを利用する
「パーソナルトレーニングジムを利用する」ことも、筋トレを継続的に行うコツです。プロのトレーナーがマンツーマンで指導してくれるほか、トレーニング中は叱咤激励してくれるため、挫折する可能性が低いといえます。また、着実に筋トレの効果を実感でき達成感を得やすいのも、継続しやすいポイントのひとつです。
なお、筋トレのモチベーションを上げる方法については、以下の記事で詳しく解説しています。モチベーションが高まれば継続もしやすくなるので、ぜひあわせてご覧ください。
筋トレのモチベーションが上がらない!その原因と上げる方法とは
身体もメンタルも鍛える!筋トレを継続する5つのコツ まとめ
- 誰かと一緒に取り組むとサボりづらくなるため、筋トレを継続しやすくなる
- 定期的にご褒美を用意することで筋トレに楽しく取り組めるようになり、挫折しづらくなる
- マイペースに取り組むことで、いつまでも楽しく筋トレと向き合うことができる
- 目標を掲げることでモチベーションを高く維持できるため、筋トレを長く続けやすくなる
- パーソナルトレーニングジムを利用すればマンツーマンで指導を受けられるため、長期的に筋トレしやすくなる
筋トレを通して心身ともに鍛え上げよう
筋トレは、決して身体を鍛えるだけのトレーニングではありません。「理想の身体を目指す」「夢中になって取り組む」などの点から、メンタルにもよい影響をもたらすことができます。 「自分に自信を持てるようになりたい」「ちょっとしたことで落ち込むのを改善したい」という方は、この機会にぜひ筋トレを始めてメンタル強化に挑戦してみてはいかがでしょうか?
なお、24/7Workout(24/7ワークアウト)では、一人ひとりに合ったトレーニングメニューで筋トレをサポートします。目標や現状を明確化・数値化するため、モチベーションを高めつつ筋トレに取り組むことが可能です。「ひとりだと筋トレを継続できるか不安」という方は、どうぞお気軽に無料カウンセリングへお越しください。
もし、1人でのダイエットに限界を感じたら、是非一度、無料カウンセリングにお越しください。あなたのダイエットを全力でサポートさせていただきます。
参照文献
※1 相澤勝治(専修大学スポーツ研究所).性ホルモンと骨格筋.https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspfsm/65/1/65_45/_pdf/-char/ja(参照 2021年5月27日)
※2 牧迫飛雄馬 赤井田将真.連載第1回 加齢に伴う心理の変化.https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/48/2/48_48-2kikaku_Makizako_Hyuma/_pdf(参照 2021年5月27日)
※3 スポーツ庁 Web広報マガジン DEPORTARE.プラス「10」分のウォーキングから始めるストレス対策.https://sports.go.jp/special/value-sports/plus-10-minutes-walking.html(参照 2021年5月27日)
※4 林 悠佳 西平 賀昭 東浦 拓郎 林 久仁則.就床前に行う身体運動の運動様式の違いが睡眠に及ぼす影響.https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscn/40/6/40_547/_pdf(参照 2021年5月27日)
※5 独立行政法人 脳畜産業振興機構.タンパク質と脳の栄養~うつ病とタンパク摂取~.https://www.alic.go.jp/content/000141085.pdf(参照 2021年5月27日)
※6 e-ヘルスネット.ノンレム睡眠.https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-048.html(参照 2021年5月27日)
※7 e-ヘルスネット.筋力・筋持久力.https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-092.html(参照 2021年5月27日)
※8 田中 喜代次,中田 由夫.減量しながら筋肉量および基礎代謝量を高めることは可能か?.https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspfsm/66/3/66_209/_pdf(参照 2021年5月27日)
※9 e-ヘルスネット.身体活動とエネルギー代謝.https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-02-003.html(参照 2021年5月27日)
※10 独立行政法人 労働者健康安全機構 関西ろうさい病院 日本医療機能評価機構認定病院.肩こりすっきり!①~原因と予防~.https://www.kansaih.johas.go.jp/blog/2139.html(参照 2021年5月27日)
※11 こころの耳 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト.ストレッチ5 足がむくんだ.https://kokoro.mhlw.go.jp/ps/tokyo_stretch_05.html(参照 2021年5月27日)
※12 山王丸靖子 秋山隆 沼尻幸彦 寺尾哲 和田政裕.若年女性の冷えと食および生活習慣との関連.https://www.jstage.jst.go.jp/article/jisdh/26/4/26_197/_pdf(参照 2021年5月27日)
※13 COOL CHOICE.運動不足を解消!プロが伝授する血行促進運動で心身を快適に.https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/kaiteki/topics/20201211.html