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腹筋がずれてる原因は?バランス良く腹筋を鍛えるためのポイント

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左右対称に割れた腹筋を目指して、多くの方がトレーニングを続けています。一方で、自分の腹筋が「ずれてる」ことに気づく方もいます。腹筋の「ずれ」とは左右の不均等な発達や、ブロックの位置の違いのことを指します。ほかにも、左右が離れている、ブロック数が違う、といった状態になっていることもあります。

ずれている腹筋を解消する方法はあるのでしょうか?この記事では、腹筋のずれが生じる原因や改善の可能性、腹筋のバランスを意識したトレーニングのポイントについて解説します。

腹筋がずれている主な原因

人間の体は、完全な左右対称にはなっていません。臓器の場合、心臓は左側、肝臓は右側など、ほとんどが左右非対称に配置されています。内蔵の非対称が、体の非対称につながることもあります。

腹筋の形状も、左右非対称な状態になるのは自然なことなのです。以下では、腹筋のずれが起きる代表的な原因について紹介します。

遺伝によるもの

腹筋のずれが起きる代表的な原因は、生まれつきや遺伝です。人間の腹筋は、先天的に形がある程度決まっています。筋肉の形状に大きな影響を与えるのが、遺伝子です。多くの場合、腹筋のずれのタイプは親や先祖から受け継がれているといわれています。そのため、親族の腹筋がずれていれば、同じようにずれている可能性が高いといえます。

環境や日常生活の動作など

環境や日常生活の動き・姿勢によって、腹筋の形が後天的にずれてくることもあります。特定の競技に取り組んでいた場合は、使う筋肉の左右差により腹筋がずれてくることが多いようです。例として、球技や陸上の投てき種目では利き手利き足を使うことが多くなり、腹筋の発達にも左右差が生まれてくると考えられています。

また、筋トレの姿勢によっては、腹部の筋肉の使い方に左右差が生じ、腹筋のずれが起きるケースがあります。自分では左右均等な動作を意識していたとしても、正確にバランス良く筋肉を使うことは簡単ではありません。例えばスクワットをするときなど、両足で踏ん張っていても無意識に利き足側の力のほうを多く使ってしまうことがあります。

こうした、お腹の筋肉の使い方による後天的な腹筋のずれを防ぐためには、バランスを意識して毎日のトレーニングを行う必要があります。ただし、このような要因が腹筋の形に与える影響は、前述した遺伝的要因に比較すると小さいと考えられています。

腹筋のずれを治すことはできる?

腹筋のずれが気になってきた場合、治すことはできるのでしょうか。

残念ながら、腹筋のずれを完全に治すのは難しいと考えられています。腕の力こぶを好きな位置に移動できないのと同じように、腹筋の割れ方を好きに変えることはできません。定期的な筋トレやバランスを取る運動を行うことである程度改善できる可能性はありますが、大きな変化は期待できないでしょう。

そのため、腹筋のずれを気にせず、考え方を変えることをおすすめします。そもそも、一人ひとりの体型や外見に違いがあるのは自然なことです。自分の体型を個性としてポジティブに受け入れることが大切です。

腹筋がずれていたとしても、筋肉の機能面に問題はありません。筋肉の形がずれていたとしても、毎日のトレーニングでお腹周りを鍛えれば体幹が強化され、良い姿勢をキープしやすくなります。腰痛や背中の痛みの予防にも効果的です。

また、フィットネス効果を考えると、腹筋ばかりに注目するのは好ましくありません。太ももなど大きい部位の筋肉を鍛えたほうが基礎代謝は上がり、脂肪燃焼効率が良くなります。体全体の筋肉を鍛えると、結果的に腹筋のずれが目立たなくなるかもしれません。

左右対称に近い、美しいシックスパックを持っている人は実際にいます。しかし、鍛え上げた腹筋がずれていたとしても、その人の努力が否定されるわけではありません。ほとんど先天的なものなので、他人と比べずなるべく気にしないようにすることが肝心です。

バランスの良い腹筋を作るためのポイント

見た目に関係なく、バランスを意識して腹筋を鍛えることは重要です。バランスを考えずに腹筋を刺激する運動を続けると、故障につながるケースがあるため注意が必要です。また、脇腹部分の腹斜筋は左右にあるため、片方だけ鍛えるとアンバランスになってしまいます。以下では、バランスの良い腹筋を作るためのポイントについて解説します。

フォームを意識して腹筋を鍛える

まずは、正しいフォームで腹筋を鍛えることが大切です。フォームを意識することで、腹筋全体をまんべんなく鍛えられます。フォームが崩れた腹筋運動は効果が得られなかったり、ケガをしてしまったりするため気をつけましょう。

例として、代表的な腹筋運動であるクランチの場合、背筋を伸ばし、腰を反らさないフォームを意識する必要があります。腰を反らすと効果が小さくなくなるだけではなく、腰に負担がかかってしまうため避けましょう。効果的に腹筋を刺激するためには、首や肩に力を入れないことや、ゆっくりと丁寧に動かすこと、呼吸を止めないことなども求められます。

正しいフォームはプログラムによって変わってきます。新しい筋力トレーニングを始める時は、インターネットなどでフォームを確認しましょう。また、慣れているトレーニングも、定期的にフォームを見直してみてください。パーソナルトレーニングであれば、専門家にフォームを見てもらい、指摘を受けられるためおすすめです。

全身を鍛える

腹筋だけではなく、全身のバランスに目を向けましょう。腹筋は全身の筋肉のなかでは小さい部分です。体全体を引き締めることで、たとえ腹筋がずれていたとしても気にならなくなっていきます。特に、大胸筋や三角筋、広背筋など上半身のアウトラインを作る筋肉をバランス良く鍛えることがおすすめです。

また、ウエストを細くするために腹筋を重点的に鍛える方がいますが、腹筋が基礎代謝に与える影響はあまり大きくありません。脂肪を燃焼させるためには、太ももなどの大きな筋肉を鍛えるほうが効率的です。ダイエット目的の方も、腹筋にとらわれすぎず、全身の筋肉に目を向けることを意識しましょう。

全身のバランスを整える

全身のバランスを整えることで、腹筋のずれが目立たなくなる場合もあります。負荷の高いトレーニングだけではなく、体幹トレーニングを取り入れましょう。体幹の安定性を高めることで、全身のバランスが整いやすくなります。

ストレッチのように柔軟性を高めるエクササイズも重要です。筋肉を伸ばして柔軟性を高めることで、腹筋のずれが気にならなくなる可能性があります。

バランス感覚を整えるエクササイズやストレッチはあまり効果がないと思われがちですが、筋トレと同じぐらい重要です。ストレッチを日常的に取り入れることで、ケガの軽減につながります。また、筋肉の可動域が広がり、筋トレの効果が向上します。筋肉痛の症状がある日に行いやすい点もメリットです。筋トレだけではなく、こうした全身のバランスを整えるエクササイズを習慣づけましょう。

腹筋がずれているのも個性!全身をバランス良く鍛えよう

残念ながら、ずれている腹筋を努力で改善していくのは困難です。しかし、多くの人の腹筋は、少なからずずれています。理想通りの美しいシックスパックではないからといって、筋トレに取り組むテンションを落としてしまうのは考えものです。

また、見た目がずれていたとしても、腹筋を含めバランス良く筋肉を鍛えることはとても大切です。特に、自分だけでトレーニングをしているとフォームが崩れ、筋肉のバランスが悪くなってしまうことがあります。特定の部位だけを鍛えて、ボディラインが崩れてしまうこともあります。

24/7workoutは、お客様の体全体のバランスを意識したトレーニングを提案させていただきます。腹筋のずれが気にならなくなるような全身のトレーニング、体のバランスを整えるためのエクササイズの指導も可能です。美しい腹筋作りに取り組まれている方は、ぜひ無料カウンセリングをお申し込みください。

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