これから定期的に運動したいと考えているものの、どんなジムに通うべきか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。ジムにはさまざまな種類があります。また、ジムに通う上で押さえておきたいマナーもあります。この記事では、そんなジム初心者に役立つ基礎知識をお伝えするため、ぜひ参考にしてみてください。
初心者がジム通いを続けるには、まずは自分の目的に適したジムを選ぶことが大切です。継続して利用しやすいジムに通って、健康的な運動習慣を身につけましょう。
ジムの種類と選び方
ジムには、「公営のトレーニングジム」「フィットネスジム(クラブ)」「パーソナルトレーニングジム」などの種類があり、それぞれ特徴が異なります。これから初めてジムに通う方は、目的に合わせてジムを選びましょう。
公営のトレーニングジム
・主な特徴
自治体が運営している公共のジムです。地域住民は割引料金で利用できる場合があります。
・メリット
民間のトレーニングジムと比べると、入会金や月額料金の価格帯が比較的安い傾向にあります。また、会員以外が都度払いで利用できることが多く、気軽に通えます。
・デメリット
ジムの規模・設備・サービス内容は自治体によって差があります。また、一般的にトレーナーが在籍していないケースが多いのが注意点です。
・公営のトレーニングジムが向いている人
公営のトレーニングジムは、低コストでジムに通いたい方や、トレーニング機器の基本的な使い方を十分に理解している方に向いています。また、施設が自宅や職場に近く、通いやすいことも重要なポイントです。
フィットネスジム(クラブ)
・主な特徴
民間のフィットネスジムです。ジムエリアのほか、プール・スタジオ・スパなどの設備が充実したジムもあります。ヨガやスイミングをはじめとした、多彩なレッスンを受講できます。
・メリット
トレーニングに加えて、リラクゼーションや娯楽性の高い設備も利用できるのが魅力です。また、グループレッスンでさまざまな運動にチャレンジして、体を動かす楽しみを味わえます。
・デメリット
多くの方が利用する店舗では、混雑時にトレーニングに集中できない可能性があります。また、グループレッスンは曜日や時間が指定されているため、スケジュール調整が必要です。
・フィットネスジムが向いている人
フィットネスジムは、トレーニングだけでなく多彩なプログラムを楽しみたい方に向いています。健康維持のために色んなエクササイズを試したい方や、友人や家族と一緒に運動を楽しみたい方におすすめです。
パーソナルトレーニングジム
・主な特徴
専属のパーソナルトレーナーが個別に指導を行うジムです。ダイエットやボディメイクなど、利用者の目的に合わせたトレーニングメニューで的確に体を鍛えられます。
・メリット
初心者でも効率的に体を鍛えられるのがメリットです。トレーニング方法はもちろん、日常生活のアドバイスや食事指導を受けられるジムも多くあります。トレーナーと一対一で指導を受けるため、モチベーションを維持しやすいのもポイントです。予約制のため、特定の曜日や時間帯に混雑して利用しにくいといった心配がありません。
・デメリット
専属のトレーナーから指導を受けるため、ほかのジムと比べてコストが高い傾向にあります。また、トレーナーとの相性によってモチベーションや成果が左右されやすいのも注意点です。
・パーソナルトレーニングジムが向いている人
パーソナルトレーニングジムは、短期間で確実に結果を出したい方や、目的に合わせて専門的な指導を受けたい方に向いています。フォローが手厚いため初心者や過去にジム通いで挫折した経験がある方にもおすすめできます。また、個室のジムならプライバシーに配慮されたプライベート空間でトレーニングしたい方でも安心です。
パーソナルジムとは?メリット・デメリットと選ぶ際のポイントをご紹介
ジムに通うメリットは?
自宅でセルフトレーニングを行う方法と比べて、ジムでトレーニングを行う方法には具体的にどのような違いがあるのでしょうか。続いて、ジムに通ってボディメイクに取り組むメリットを解説します。
設備が充実している
ジムには自身で用意するのが難しい高性能なマシンや、幅広い重量のウェイトが豊富に用意されています。自宅で鍛えるよりも全身のさまざまな部位を効率的に鍛えることが可能です。ボディメイクで理想の体型に近づけるために、お腹や太ももなど特定の部位を集中的に鍛えたい方にもおすすめできます。
さまざまなプログラムに参加できる
多くのジムでは、一般的な筋力トレーニング以外にも、グループまたは個人で参加できる多彩なレッスンが提供されています。例えば、エアロビクス・ヨガ・ピラティス・ボクササイズ・ストレッチなどのレッスンを利用可能です。トレーナーからレクチャーを受けながら、新しい運動に挑戦できるのが魅力です。人によっては、グループレッスンの参加をきっかけに仲間が増えて、運動を続けるモチベーションが高まる可能性もあるでしょう。
トレーニング環境が整っている
ジムには快適にトレーニングできる環境が整っています。トレーニングルームは運動用に適切な温度・湿度に管理されているため、季節を問わずトレーニングに集中できるのが魅力です。また、店舗によっては更衣室やシャワー室完備で、清潔な空間で着替えからトレーニング後のシャワーまで済ませられます。このようにトレーニングに特化した快適な環境が整っているため、モチベーションを維持しやすいのがメリットです。
健康意識が高まる
ジムに通い続けて定期的な運動習慣が身につくと、さまざまな健康効果が期待できます。例えば、体力や筋力の向上、体脂肪の減少、ストレスの軽減などです。健康意識が高まることで、普段の食生活や睡眠時間にまで気を配れるようになり、生活習慣を全体的に見直せます。健康維持に役立ち、ライフスタイルに自信をつけることが可能です。
モチベーションを維持しやすい
ジムではトレーナーやほかの利用者と一緒にトレーニングを行うので、1人で頑張るよりも周りの雰囲気から刺激を受けて、モチベーションをキープしやすいといえます。目標達成を目指して、サポートを受けながら運動や食事管理を続けられます。なお、人目が気にならないマンツーマン指導のほうがモチベーションを維持しやすい方は、完全個室のあるパーソナルトレーニングジムに通うと良いでしょう。
初心者がジムに通う前に覚えておきたいマナーや注意点
一般的な「公営のトレーニングジム」や「フィットネスジム(クラブ)」は、互いにほかの利用者の方に配慮して利用することが大切です。各ジムのルールを理解して、気持ちよくトレーニングできる環境を整えましょう。
マシンは丁寧に扱う
スポーツジムのトレーニングマシンは丁寧に取り扱いましょう。乱暴に扱うと騒音が発生してほかの利用者の方の迷惑になるほか、故障の原因となるおそれがあります。また、使用後はマシンを元の状態に戻すのがマナーです。
マシンの使用後は汗を拭き取る
トレーニングマシンの使用後は、トレーニング中にかいた汗を拭き取り、器具やマットをきれいな状態にしましょう。多くのジムには、クリーニング用の消毒スプレーや専用のタオルが備えられています。次に使う方に配慮することが大切です。
ほかの利用者に配慮する
ジムのトレーニングマシンや機器は、長時間独占するのを避けて、適度なタイミングで交代しましょう。また、ほかの利用者がいる場所では、スマートフォンの通話や自撮りを控えるのがマナーです。トレーニングルームは、大きな声を出したり複数人で騒いだりせず、静かに利用しましょう。また、ほかの利用者と接する際は節度をもって、適度な距離感を守ることが大切です。
適切な服装を心掛ける
ジムでトレーニングする際は、清潔で動きやすいトレーニングウェアを着用しましょう。サンダルや裸足でのトレーニングは避けて、ソックスやシューズを着用します。また、香水や香りの強い整髪料のような、匂いがある化粧品の使用は避けておきましょう。
【初心者向け】ジムに関するよくある質問
最後に、ジム通いに関するよくある質問と、その回答をご紹介します。これからジムに通い始める初心者の方は、事前に持ち物や通い方についてチェックしておきましょう。
ジム初心者におすすめのメニューは?
ジム初心者の方には、大きい筋肉を鍛えるのに適していて、かつ動きがシンプルなマシンウェイトの運動メニューがおすすめです。ここでは、初心者におすすめのメニューを3つご紹介します。
・チェストプレス
チェストプレスは、胸の筋肉を中心に鍛えるトレーニングマシンです。マシンのイスに座って、両手でバーを押し出す動きと元の位置に戻す動きを繰り返し行います。胸部の筋肉である「大胸筋」のほか、腕の筋肉である「上腕三頭筋」や、肩の筋肉である「三角筋」などを鍛えられます。
・ラットプルダウン
ラットプルダウンは、主に背中の筋肉を鍛えるトレーニングマシンです。マシンのイスに座り、バーを上から引き下げる動きを繰り返し行います。背中の筋肉の中でも大きな「広背筋」、首から肩や背中にかけての筋肉である「僧帽筋」、脇の下あたりの筋肉である「大円筋」「小円筋」などを鍛えられます。
・レッグプレス
レッグプレスは、下半身の筋肉を効率的に鍛えるトレーニングマシンです。マシンのシートに背中をつけてイスに座り、プレートを足で押して元に戻す動きを繰り返し行います。お尻の筋肉である「大殿筋」、太ももの前側の筋肉である「大腿四頭筋」、太ももの裏側の筋肉である「ハムストリングス」などを鍛えられます。
ジムに行くときに必要な持ち物は?
一般的にジムに持参する必要があるのは、以下の持ち物です。大きな荷物はロッカーに入りきらないおそれがあるため、できるだけ手荷物は少なめにすると良いでしょう。
・スポーツウェア ・トレーニング用シューズ ・タオル ・飲み物 |
このほかにも、隙間時間にジムに通う女性の場合は、トレーニング後にメイク直しをすることもあるでしょう。そのため、スキンケア用品やコスメなどを用意しておくと安心です。なお、レンタル品が充実したパーソナルトレーニングジムなら、ジム内の設備やアメニティを利用できるため手ぶらで通えます。通い続けることを考慮して、サービスの充実度にも着目してジムを選ぶようおすすめします。
ジムに行くとき必要な持ち物とは?あると便利なものまで徹底解説!
ジムは週何回通うのがいい?
ジムに通う適切な頻度は、運動する目的によって異なります。ストレス発散や運動不足の解消などが目的であれば、通い放題プランを契約して毎日利用しても問題ありません。ダイエット目的の場合は、週3回程度が目安です。筋力アップが目的の場合は、トレーニングする部分を分割しつつ、週3~5回程度通うのが望ましいといえます。運動の目的に応じて料金プランを選びましょう。
1週間でジムに何回通うべき?目的別の適切な頻度やおすすめメニューも紹介
パーソナルトレーニングジムは初心者にもおすすめ!
ここまで、ジム初心者の方へ向けて基礎知識をご紹介しました。これからジム選びをする初心者の方には、パーソナルトレーニングジムがおすすめです。マンツーマン指導なので、正しいトレーニング方法を一から学べます。わからないことはその場ですぐに質問できるので安心です。継続しやすい環境が整っているからこそ、初心者や過去にジム通いに挫折した経験がある方にも向いています。
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