足が太く見えることが悩みで、細く引き締まった足に憧れている方は少なくありません。モデルのような足を目指し、「痩せるにはどうしたらいいのか」と思っている方も多いでしょう。
この記事では、足が太く見えるときに考えられる主な原因や、足の部分痩せが可能なのかどうかを解説します。また、足を含め全身をスリムにしていくためのトレーニングについてもお伝えするため、足痩せに興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。
足が太く見える原因は?
足が太く見えるのは、脂肪によって実際に足が太くなっていることが代表的な原因です。一方で、むくみや筋肉によって足が太くなっているケースもあります。以下では、これらの原因について詳しく解説します。
●下半身に脂肪が蓄積している
下半身に脂肪が蓄積されると、足が太く見えます。足に限らず、脂肪は全身を大きく見せてしまう原因の一つです。
運動不足により摂取カロリーが消費カロリーを上回る生活を長年続けていると、少しずつ体に脂肪が蓄積されていきます。また、脂肪のつきやすさは体質や遺伝的な要素も影響します。
下半身に蓄積した脂肪を短期間でなくすことはできません。食生活を見直し、適度なエクササイズを心がけることで、少しずつ改善されていきます。
●下半身がむくんでいる
むくみによって下半身が膨らんでいるために、足が太く見えることもあります。むくんでいると、腫れたような状態になり足が太く見えてしまいがちです。余分な水分や老廃物が体内に溜まると、下半身のむくみが起きます。
長時間同じ姿勢でいたり、塩分を摂りすぎていたりするとむくみが生じやすいため、体を適度に動かし、食事管理で塩分を控えるようにしましょう。ストレッチやマッサージで、下半身の緊張を解消することも大切です。フォームローラーによる筋膜リリースも効果的だと考えられています。
慢性的に足がむくんでいる場合、心臓の機能が低下し、血行不良が起きている可能性があります。急な体重の増加、尿量の減少など他の症状が併発している場合は、早めに医師の診断を受けましょう。
●足が太くなる歩き方をしている
筋肉で足が太くなっていることもあります。筋肉がつくのは決して悪いことではありません。しかし、太もも外側や前側に筋肉が集中すると、むっちりとした印象になってしまいます。多くの場合、足が太くなる歩き方で日常生活を過ごしていることが原因です。
例えば、内股で足を支点にふくらはぎを外に振り回す歩き方は、使う筋肉が前ももと外ももの部分に偏ってしまいます。骨盤を後傾した歩き方も、足の付け根から太ももが外に張り出すような筋肉がついてしまうため、好ましくありません。
太ももの後ろにあるハムストリングスを刺激するような歩き方が理想です。骨盤を安定させ、足の甲を伸ばして歩くことを意識すると、少しずつ改善されていきます。ウォーキングなどの有酸素運動には際は心がけてみましょう。
足だけの部分痩せはできる?
全身のなかで足の太さだけが気になり、「足だけ痩せたい」と思っている方も多いでしょう。足だけの部分痩せは可能なのでしょうか?
結論をいえば、足に限らず特定の部分だけを痩せさせるようなダイエットのやり方は存在しません。健康的な生活習慣と運動を続けることで、全身の脂肪燃焼が促されます。その過程で、顔・お腹・背中・足など各パーツが並行してサイズダウンしていくのです。
足の筋力トレーニングにより筋肉がつき、引き締まって見えるようになるほか、むくみにくくすることはできます。下半身の筋肉は大きく、カロリー消費も大きいため、全身痩せのために下半身を重点的に鍛えている人は少なくありません。足を細くしたい場合も、全身を細くしたい場合も、下半身のトレーニングは必要といえます。
足痩せが期待できるおすすめの筋トレ
下半身を鍛えると筋肉が引き締まり、足が細く見える効果が期待できます。以下では、おすすめの下半身トレーニングを紹介します。スペースに余裕があれば自宅でもできるので、ぜひ実践してみてください。
足の筋肉を鍛える重要性とは?メリットや効果的な筋トレ方法、鍛え方のポイントも解説
●スクワット
スクワットは、筋トレのなかでも特に下半身の筋肉を鍛えられるため、下半身を引き締め、むくみにくくするのに向いています。適切なフォームで行えば、大腿四頭筋や大臀筋など、下半身の大きな筋肉に作用します。
【トレーニングの方法(10回×3セットが目安)】
- 足を肩幅より少し大きく開く
- つま先の向きを少し外側に向ける
- ひざもつま先の向きとそろえる
- お尻を後ろに引くようなイメージで、ひざを曲げて体を下げる
お尻を後ろに引きすぎたり、ひざが前に出すぎたりしないようにしましょう。疲れてくるとひざが内側に向いてきがちなため、つま先と同じ方向を向いた状態をキープするよう意識してください。
●ヒップリフト
ヒップリフトは、簡単な動きで下半身を含めた幅広い筋肉を鍛えられるトレーニングです。お尻やハムストリングのほか腹筋にも作用するため、お腹の引き締め効果も期待できます。
【トレーニングの方法(10~12回×3セットが目安)】
- 仰向けになる
- 足をついた状態で、ひざを90度に立てる
- 両手は床につけた状態で、お尻の横に沿える
- ひざから腰が一直線になるようにお尻を上げる
- 15秒~30秒キープする
- お尻を下げる
上体を反らせると腰を痛めるため、注意しましょう。呼吸を止めてしまわないように意識することも大切です。
●カーフレイズ
カーフレイズはふくらはぎの血行を促進し、むくみを解消するのに効果的なトレーニングです。ふくらはぎのヒラメ筋・腓腹筋に作用するほか、足首の筋肉も鍛えられるため、美脚効果が期待できます。
・トレーニングの方法(30回×3セットが目安)
- 両足を肩幅程度に開いて立つ
- かかとをできるだけ上げた上体で1秒程度キープする
- かかとを下げる
裸足でおこなうと足の親指の付け根にある母指球を痛めることがあるため、必ず靴を履いて行いましょう。足裏が痛くなった場合は、無理せずに休んでください。
足が痩せにくい人の特徴は?
以下のような特徴がある人は、足が痩せにくいと考えられています。積極的に体質を改善することで、痩せやすい体を目指しましょう。
●下半身の筋肉量が少ない
下半身の筋力不足は、足を含め全身が痩せにくくなる代表的な原因です。体の消費カロリーは、運動量と基礎代謝によって決まります。基礎代謝に大きな影響を与えるのが筋肉量です。下半身の筋肉は全身の筋肉のなかでも相対的に大きいため、下半身の筋肉量が少ないと基礎代謝が下がります。
基礎代謝が低下すると、脂肪を効率的に燃焼することができません。結果として、足が痩せにくくなってしまいます。
●骨盤が歪んでいる
骨盤が歪んでいることも、足が痩せにくい人の特徴として挙げられます。骨格が本来の位置からずれている状態だと、血流やリンパの流れが悪くなり、体は余分な水分や老廃物を上手く循環できなくなります。
皮下脂肪が余分な水分や老廃物を取り込むと、脂肪のかたまりのセルライトができあがります。セルライトが一度できると除去するのは難しく、足が痩せにくい体質になってしまいます。足痩せしやすい体を作るためには、骨盤を正常な位置に戻すことが大切です。
●下半身が冷えている
下半身が冷えていると血流やリンパの流れが悪くなり、骨盤の歪んでいる状態と同じく、余分な水分や老廃物の循環が難しくなります。そのため、下半身にセルライトが溜まりやすくなってしまいます。セルライトは血液の流れやリンパの流れを阻害するため、さらにセルライトがつきやすくなるという悪循環が生まれるでしょう。
痩せるには足の筋肉から!自分で難しい場合は専門家のサポートを
足だけを痩せさせるのは難しいものの、筋肉をつけることで全体的な印象が引き締まります。さらに、足を含め全身の脂肪をまんべんなく落としていくためには、足の筋肉をつけることが重要です。さらに、足の大きな筋肉を発達させることで、リバウンドしにくい体ができあがります。
足のトレーニングはフォームの維持が難しく、体への負荷が強いため、くじけてしまう方が多いかもしれません。また、知識のない状態で無理をすると怪我につながります。そのため、専門家のサポートを受けながら安全におこなうのがおすすめです。
パーソナルトレーニングジムの24/7Workoutでは、足の太さでお悩みの方に対し、適切なトレーニング方法を提案します。筋トレや食事管理のポイントを押さえ、最短距離で理想の体へアプローチできるのが魅力です。詳細が気になる方は、無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。